人といるのが苦手な人に

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自己評価が低い人は「自分は愛される価値がない」という思いが強く。
 
子どもの頃に、周りの大人から「愛情を感じられた」「ありのままの自分を認められた」「大切な存在として扱われた」経験が少ないために、「厄介者のように扱われ」「否定されることが多かった」ために「自分には価値が無い」と思いを今も持ち続けています。
 
また、自己評価が低い人は、他人といるとなとなく落ち着かなく、集団の中では居心地の悪さを感じることがあり、「人といることが苦手だ」と感じる傾向が強いのが特徴です。
 
ただ、集団に対する反応は大きく分けて2つあり、一方は集団を避けようとするタイプ(A)、もう一方は、集団の中で自分を認めてもらうために表現するタイプ(B)です。
 
タイプAは、集団の中に入ると自分がどのように振る舞えば良いのか分からず、早く集団から向け出したいと感じ、出来るだけ集団に参加しないようにする引きこもりタイプです。
 
タイプBは集団の中で、気を使い・積極的に話しかけるなど自分を表現することで、自分がそこにいても良い価値ある人になろうとします。
 
どちらのタイプも、ありのままの自分では集団の中に居てはいけないと感じているのは同じで、家に帰るとホッとして疲れている自分を感じます。
 
自己評価が低い人でなくても、「一人になるとほっとする」ことはありますが、特に集団の中で自信がないと感じる人(自己評価が低い人)ほど、一人になるとほっとする傾向が強いようです。
 
また、ABを使い分けている人もいます。
 
いずれにしても、子どもの頃に「自分に価値がない」と思い込んだのは、親や周りの大人の間違った言動のよるもので、本当のあなたの価値ではありません。
 
ほとんどの場合、自分の価値より大幅に低い存在として扱われた結果として、自分には価値が無い=自己評価が低いという強い思い込みが心に刻み込まれたに過ぎません。
 
集団の中で気を使いすぎる事なく楽しむためには、自分のことを実際よりも低く評価していることに気づくことが大切です。
 
気づくことが出来たら、「ありのままの自分でも、人に評価され愛される存在だ」と心の中で自分に言い聞かせてください。
 
この間違った暗示は、何十年も言われ続けてきたことなので、心に深く刻み込まれていて、自己暗示で肯定的なフレーズによって暗示を書き換えようとしても、すぐには変化がないかもしれませんが、根気よく理想の親になったつもりで自己暗示を続けてください。