1、アダルトチルドレンである自覚を持つ
機能不全家族で育った認識がある人から、何か過去に問題があるのではないかという人まで人によって違いはあると思いますが、過去の出来事が現在のあなたにどのような悪影響を与えているかを明確にしていくことが重要です。
2、無理しない範囲で子どもの頃のことを思い出す
過去のトラウマにつながる出来事を思い出すことは大切ですが、無理に思い出す必要はありません。場合によっては無理に思い出すことで状態が悪化することもありますので安全で危険性の低い方法で回復を図ることが重要です。
3、安心できる環境で客観的に自分を評価する
いわゆる独親と同居しているなど、アダルトチルドレンの原因となった人たちと距離を置き、安全で安心できる静かな環境で自分を客観的に評価することが大切です。
4、家庭内の問題は自分のせいではない事を認める
子供の頃の家庭内でのトラブルを自分が悪いから起きたと感じている方が比較的多くいますが、トラブルの原因は大人たちにあり、子供であったあなたには責任はありません。自分が悪いという思い込みは罪悪感を強くして、幸せになることの障害になります。
5、選ぶ事、断ることを自分に許す
自分が悪いという思い込みがあると良い子になろうとします。その想いが大人になっても残っていると、自分の欲求を人に伝えたり、断ることを避ける傾向があります。自分の思いを人に伝えても嫌われるとは限りません。むしろ、自己表現をした方があなたという人を理解してもらえて、あなたに好意を持つ人が増えるかもしれません。
6、自分の心に正直にな
アダルトチルドレンの方は、良い子でいるために自分の心からの思い、感情を感じ難くなっていることがあります。自分でも気づいていない心の声に耳を傾けることが大切です。
7、感情を解放させるワークを行う
アダルトチルドレンは、子供の頃から感情を抑えて、我慢することが日常になっていることが多いのですが、我慢した感情は心の深くにある感情のタンクに溜まっています。その溜まった感情が悪影響を及ぼしてあなたらしく幸せに生きることの邪魔をします。感情を解放することで、生きづらさを解消して楽に生きることが可能になります。
8、自己認識を変えて自己肯定感、自己価値を上げる
アダルトチルドレンの方は、自分に対する評価が低く、自尊心・自己肯定感・自己効力感・自己価値等が低く、正しく自分を評価していないことによって、才能や能力を十分に発揮して活躍することを妨げています。自己認識を実際の自分に近づけることで改善を図ることが大切です。
9、カウンセラーなど専門家の支援を得る
何年〜何十年の長い期間を経てアダルトチルドレンになった方が、アダルトチルドレンから回復することは、一般的に時間が必要なケースが多く、挫けそうな時に寄り添って乗り越えるサポートをしてくれる人が必要な場合が多いです。カウンセラーやセラピストなどの専門家に援助を受けることは効果的だと思います。