アダルトチルドレンとは

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アダルトチルドレンとは

アダルトチルドレンとは、子どもの頃に家庭内で物理的・精神的・性的な暴力、虐待があった。酒やギャンブル、薬物依存、恋愛に溺れた、精神的・肉体的疾患、経済的問題から十分に世話をしてもらえなかった。過保護や過干渉など、親が子どもが自分の思う通りに人生を歩むように誘導したなど、育つ環境からの悪い影響を受け、それが大人になっても続いている人のことを言います。
元々は、アルコール依存の親に育てられた子どものことを表していましたが、「生きづらさ」が「子どもの頃の環境に原因である人」と広い範囲で使われています。

アダルトチルドレンの原因

 

虐待

1、身体的な虐待(DV等の暴力、「しつけ」という名の暴力)
2、精神的な虐待(容姿をけなす、罵声を浴びせる、「拾われてきた子」などの作り話により心に傷を負うこと
3、性的な虐待(接触を伴う性的な行為、子どもが見られる環境でポルノを見る、性行為を見せる)
4、育児放棄(ネグレクト)
 親が子供に与えるべき、衣食住、医療、教育などが十分に与えられない状況

過保護・過干渉

1、過保護によって年齢に相応しい経験の機会を奪っていまう
2、子どもの意思よりも親にとっての安心や夢を優先させる
3、親の価値観を子どもに押し付ける
4、雰囲気や表情で子どもに忖度をさせる

機能不全家族

 
子供は幼少期に「ありのままの自分を無条件に愛される」ことによって、「自分が存在して良い」「自分は愛される存在である」「自分には価値がある」という「心の基礎」を築くことがとても重要ですが、機能不全家族では、家族に不仲・虐待・不法行為・依存症などが恒常的に存在し、子どもが愛情に包まれ、安心できる子供時代を過ごすことができません。
 
この様な状況を改善するために、親の愚痴を聞くなど「親の役割を子どもがする」、問題行動をしたり、病気や怪我をすること、親が期待する良い子を演じるなど、常に周りに気を使い怒りや喧嘩を防ごうとします。
 
大人になっても周りの人に気を使い過ぎたり、自分の欲求が分からなかったり、分かっても自己の気持ちやしてほしいことを表現することが難しかったり、自分が犠牲になって丸く収めようとする傾向が強い人は子どもの頃の体験に対する対応を、必要がなくなった今も続けている可能性があります。

何が問題なのか?

 
アダルトチルドレンについて多くの書籍やWebサイトでは、子どもの頃の「トラウマ(心の傷)」が原因だと書いてあります。
 
子どもの頃の体験が慢性化したPTSD(外傷後ストレス障害)として現在も続いている方は、医療による治療が必要であり医師による診断後に心理療法や投薬等が必要になる場合があります。
 
子どもの頃の心の傷は治っているが、傷あとが悪影響を及ぼしているのがアダルトチルドレンであると言えます。
 
慢性化したPTSDが病気であるのに対して、アダルトチルドレンは病気ではありません。ほとんどの心療内科、精神科ではアダルトチルドレンに対する治療は行っていません。

心の傷あとの正体は?

 
心の傷あと = 間違った思い込み
 
アダルトチルドレンは、子どもの頃に愛され、認められることが少なく、自尊心、自己肯定感や自己評価が低い、自信がないのが特徴です。
 
例えば、親からの無条件の愛情を感じられずに育つと、「自分は愛されない」という強い思い、信念が出来上がります。
 
「人は見たいように見、聞きたいように聞き、信じたいように信じる」という表現がよくされますが、アダルトチルドレンは「信念に基づいて見、信念に基づいて聞き、信念に基づいて判断をする」と言えるかもしれません。
 
間違った信念であっても、「自分は誰にも好かれない、愛されない」と信じていると、好意を持って近づいてくれた人を疑ったり、気づかなかったりしてしまいます。
 
「自分には魅力がない・能力がない」と信じていると、必要以上に尽くしたり、自分をよく見せるために頑張り過ぎて仕事が長続きしなかったり、都合よく使われる存在になってしまいます。

感情が麻痺する

 
家族間で不仲や争いごと、暴力や虐待、経済的な困窮、親が支配的な環境で育つと、感情に対して麻痺が起こり自分の感情を感じづらくなることがあります。
 
子どもの頃は、自分を守るために鈍い方が良かったかもしれませんが、環境が変わって、自分自身も自立して生きていけるようになって、安全な環境にいても感情麻痺が続いてしまうことがあります。
 
自分の感情を感じることが難しいと、自分が何者で、何をしたくて、何が欲しい、何を成し遂げたいのかなど、自分自身が分かり難くなります。
 
自分が何が好きで、何をしたいかは仕事や将来を考える上で大切になりますし、自分を分からない人は他人のことも分かりづらいので、人間関係がうまくいかない原因の一つになります。
 
また、達成感や充実感、幸福感、満足感などの肯定的な感情は、心の栄養になり心が元気を保つのに必要なものですが、感情麻痺が起こると頑張っても肯定的な感情を感じることが少なく、疲弊して燃え尽きてしまうことが多くなります。