激しく自分を求めてくる人と付き合う人がいます。
自分のこと好きになって全てを肯定して「君の全てが好きだ」と言われると、感じたことがない満たされた感覚を感じ、かけがえない人と感じるようになります。
ロマンスの甘い感覚に包まれ、心のぽっかりと空いていた穴が何かで満たされ、自分自身もこの人さえいれば他に何もいらないとさえ思うようになります。
しかし、この時間は長く続きません。
長くても1年、多くの場合は3~6ヶ月であれだけ激しく自分のことを必要としてくれた人が、 少し冷たくなった感じがしてきます。
不安が大きくなり、好きな女性(男性)が出来たのではないかと妄想がどんどん大きくなり、もうダメだと嫌われる言動・行動をして、自ら恋愛に終止符を打つ人もいます。
また、いろんなトラブルを乗り越えて2、3年付き合うことができても、相手に冷めた自分に気づくことがあります。
そして、カウンセリングで自分の正直な気持ちを探っていくと、激しく追いかけてくれる相手のことが好きだったが、相手のことを好きでなかったことに気づくことも少なくありません。
*自分に自信を持てない人は、自分を肯定的に強く認めてくれる人を必要とするが、相手が強く
認めてくれなくなると必要としなくなる傾向があります。
大事なことは自分の心の穴を埋めるために相手を利用しても根本的な解決に繋がらない、心の
穴を埋められるのは自分自身です。