美容整形ができない

HOME | コラム | 美容整形ができない

A子さん(25歳)は努力をして頑張っているのに、仕事も異性関係も上手くいかないと悩んでいました。
 
彼女が上手くいかない原因を悩み、考えぬいた末に出した答えは、自分に自信が持てないこと、特に自分の容姿に関しては強いコンプレックスを持っていて、それが大きく自己評価を下げている事でした。
 
そこで、彼女は美容整形で顔を整えて、容姿に自信が持てれば、問題は解決すると思い美容整形クリニックを訪れました。
 
顔さえ良くなれば悩みは解消できると美容整形クリニックを訪れた彼女は、思いもかけない事を医師から聞かされます。
 
なんと、整形手術を希望する彼女に医師は「君の顔は整っているから、整形手術で手を加えるとバランスを崩す恐れがあるので手術は勧めない」と手術を思いとどまるようにアドバイスをくれました。
 
今まで、20年間自分の顔は醜いと思っていた彼女にとっては信じられない言葉で、どう医師の言葉を受け止めたら良いのか混乱しましたが、医師の顔を見ると真剣そのもので、とても冗談や嘘をついているようには感じられません。
 
医師のアドバイスに従って手術を思いとどまったA子さんでしたが、どうして自分の顔が醜いと思い込んでしまったのか、人生を振り返ってみると幼稚園の年少の頃、同級生に「A子ちゃん変な顔」と言われたことを思い出しました。
 
今となっては、そのときの表情について言ったのか、かわいらしい顔をやっかみでけなしたのか、同級生がどうして「変な顔」と言ったのかもわかりません。
 
しかし、彼女の心には「自分の顔は変なんだ」という思い込みが強烈にインプットされたのです。
 
そして、この思い込みに基づいて自分は醜いんだ、醜い自分は誰にも愛されることはないんだと思い続け、勉学や仕事で評価されても十分に自分を認めることが出来ませんでした。
 
すてきな男性が近寄ってきて好きだということを告白されても、嘘を言っているか、何か裏があると素直に喜んで相手の男性を受け入れることが出来ませんでした。
 
A子さんの話は自分には関係ないと思われるかもしれませんが、誰でも間違った思い込みをして、自分の才能や能力を表現することを少なからず制限しています。
 
A子さんの場合は、心ある美容整形の医師に出会うことで自分の間違った思い込みに気づくことが出来ましたが、多くの人が子供の頃に思い込んだ間違いに基づいて人生を生き続けています。
 
あなたも間違った思い込みを訂正し、隠れていた才能や能力を発揮して、人生を全く違うものにしてみませんか。